【大衆酒場】三ノ輪橋 弁慶
久しぶりにレッズのない週末。ということで、昼過ぎにいそいそと大衆酒場巡りに。合わせて、気になる神社にも出くわすだろうとの期待も。
この日最初の店は三ノ輪橋の弁慶。三ノ輪橋と言えば都電の荒川線の終着駅。そういえば、大学のころ、同じサークルに三ノ輪橋に住んでいた女性がいたんだよなぁなんてことを思い出す。
この日のアクセスは宇都宮線で上野まで出て、そこから三ノ輪まで日比谷線(2駅)というルート。地下鉄の駅を出る。目の前は南北に走る昭和通り。通りを渡って反対側に行き、北の方を見るとJR常磐線のガードが見えるのでその方向へ進む。
ガードをくぐって80メートルほど歩くと信号があり、ちょうどその当たりの左手に時代を感じさせるコンクリートの建物があります。普通の四角いビルと違 い、タワー状の構造が組み込まれている感じ。梅沢写真会館です。昭和2年(1927)に竣工し、都電荒川線の前身となる王子電気軌道のビルとして使われて いたものらしい。面白いのは、この建物の真ん中を短いアーケードが貫通していること(右)。アーケードの上には三ノ輪橋商店街の看板が。ここを抜けていくと荒川線の駅にぶつかります。
短いアーケードは不思議な空間、入ってすぐ左手にあるニューススタンドは昔、駅前などでよく見かけた新聞雑誌売り場。このときは開店ませんでしたが、タイムスリップした感じを仄かに味わえます。
その梅沢写真会館をやり過ごして、昭和通りをさらに北上し、2つめの信号の手前まで移動。ちょうど信号の手前にビルに挟まれた細い路地が左手に見えてきます。ここを入り、路地を歩いて行くと、左手に目指す弁慶があります。右の写真が、その路地に入ったところからの風景。奥の左に赤提灯が見えます(店を出た後に撮影)。
と書くと、スムースにたどり着いたように聞こえますが、場所がわからずウロウロしたというのが本当のところ。弁慶の場所を示す地図をチラっと見ただけで家を出てしまい、先ほどの梅沢写真会館のところで左折して、アーケードをくぐり、都電三ノ輪橋駅にぶち当たって右折。そこには「ジョイフル三ノ輪」(アーケードに都電のマーク付き)という商店街の入り口(右)があり、ここを進んでしまった次第。
この商店街を進んでいくとT字路にになりその左方向に商店街が続いています。そこでT字路を左折。ずっと先の方まで店が並んでいるのが分かります(右)。しばらくその方向に歩き続け、路地があるたびに店がないかをのぞき込むという挙動不審な行動を取るオヤジがいたと思ってください。
実はこのT字路を曲がらずに、T字路の手前右に伸びる路地を入れば良かったんですね。そうすると、昭和通り側から入るのと逆方向から入ることになり、弁慶に行き着く。最初は気付かずに通り過ぎていました。というのも、まだ2時前で開店してなかったんですね。よって赤提灯は出ておらず、分からなかったということです。
そんなこんなで商店街の先に行っても店が見つかるはずもなく、いったん昭和通りに戻って、北方向に進むなどさらに迷走。結局、昭和通りを北進しても店はないと判断し、JRのガード方向に戻ることに。そしてその途中で、先ほどの写真の路地を発見。ちょうど、店主が赤提灯を掲げるところでした。この日は14時開店だったようです。
店内はコの字カウンターになっていて、カウンターの角に煮込みの鍋がぐつぐつ煮立っている。上の写真の真ん中奥に見えるのがその鍋です。先客は2名。常連さんのようで、一人は赤貝の刺身で、ハイボールをちびちびやってます。ここの煮込みは普通の煮込みではなく、具が串に刺してあり、それを1本、2本と注文する。
早速、生ビール(500円)を頼む。瓶ビールと並んで、この店でいちばん高い飲み物だ。焼酎ハイボールも、ウイスキーハイボールも250円。あてにアサリの酒蒸しを頼み、ビールググイと飲む。うまい。アサリの酒蒸しのスープがぴったりです。
続いて焼酎、ウイスキーと注文。いずれもハイボール。これはこれでうまい。そして、煮込み。なんこつ、はちのす、ふわ、しろを各1本ずつ計4本を注文。1本50円だから計200円。小ぶりではありますが、まさにホルモン煮込み。
他にもいろいろつまみはあるので、頼みたくもあったけれど、この後も店を回るのでほどほどに。と言うより、ガツガツ食べる店ではなく、まさにお酒をちびちびと楽しむ感じ。しばらくすると三々五々客が入ってくる。皆、近所の常連風。客同士で会話が弾む。というところで、おあいそ。1650円也。
外に出ると、むせかえるような暑さ。今度は都電に乗って王子の山田屋へ。
◇店舗情報
営業定休日:不定休
住所:東京都荒川区南千住1丁目15-16
2011.7.9(土)14:00訪問
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