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2012年5月20日 (日)

【観戦記】ゴトビの目はロバのお目々 第12節清水H戦1-0

5バック体勢と、最小失点差という結果だけからは、えらく地味な試合に見えますが、ミシャの戦術が嵌った面白い試合。試合後のゴトビの遠吠えが間抜けにしか見えません(じつは確信犯でしょうが)。清水は相手をみないで、唯我独尊で試合をやり続けて自滅したいんですかね。

この日は日立で開かれた姪の結婚式のため参戦出来ず。KOと同じ時間に始まった披露宴は7時近くまで続く長丁場。試合経過こそ携帯のメールで確認出来ましたが、映像は見られず。結局、妻の実家である郡山に戻って、ビールとつまみを嗜みながら夜11時から、スカパーオンデマンドで映像で試合内容を初めて確認。

試合後、「つまらない」「ひきこもり」とか「5バックで勝っても意味がない」なんてつぶやきが散見されましたが、いやいやどうして見応えのある試合でした。

試合展望」で書いたように、この試合のポイントは清水のサイド攻撃を潰すことと、清水のスカスカな中盤を実効支配することだと思っていましたが、そこをきちっとこなしたプレーはなかなかなもの。司と平川は、相手ボールの時にはDFラインに位置して(これが5バックに見える)、自分のチームがボールを保持すると、すかさず上がって、中盤からのパスの受け手となるという運動量を要求されるプレーを継続させていました。

しかも、前線と中盤で展開される大前、青木へのパスや、彼らがボールをもった時の寄せは厳しく、中盤の競り合いでサイド攻撃をさせないプレーも秀逸。サイド攻撃の目を摘み、仮にサイドにボールが渡っても5人で押さえにかかるという戦術が完全に嵌りました。

その結果、清水のシュート数は結局5本と12本だったレッズの半分以下。決定的なチャンスを作らせません。

一方、攻撃時の体勢はこれまでミシャが続けてきた5人体勢。やっていることはいつもと同じ。中盤での競り合いでボールを奪っての早い攻守の切り替え、両サイドを使った攻撃、自陣でボールを奪った時はロングボールでカウンター気味の攻撃、キーパーからのビルドアップではバックス間でのパス回しから隙を狙い、攻撃を仕掛けていくプレーは変わらず。自らのチームのコンセプトをかなぐり捨ててプレーしたわけではありません。5バックの状況が出来したのは、清水の特性に合わせた応用編というところでしょう。

しかも、前に出てくる清水だから、引きこもるチームと違い、くみしやすい。ビルドアップに積極的に食いついてくるので、苦労はしたようですが、その分、清水の中盤とFWの間に距離ができ、レッズにとっては攻撃しやすい状況がうまれていました。

この結果、私が勝手に思っている「早くせ」という課題のうち、①「早」い時間帯での軽い失点、②「(ファーへの)ク」ロスからの失点 につながるようなプレーは発生せず。③「セ」ットプレーからの失点もツボの弁によれば、かなり意識していたようで、これもクリア。

ただ、残念ながら点が取れません(泣 阿部ちゃんのセットプレーからの得点まで何度もチャンスを作りながら、点につながらない。後半、清水が10人になっても点が取れません。決定力不足が再び課題として浮上してきました。この壁は以前からある壁。この日のような狙ったとおりの展開に持ち込めているのに、点差を広げられないようでは、なかなか上位に食い込めません。

それでも結果はオーライ。これで上位争いに残れ、試合前と同じ5位をキープ。とはいえ、試合数の少ない瓦斯と鳥栖を含め、上位の2位から8位までの7チームが、実質勝ち点3の間にひしめき合っています。ワールドカップ中断前の最後の試合となる瓦斯アウェイ戦でもう一踏ん張りして、混戦から少しでも抜け出したいところです。

ちなみにこの日、晴天、上位の清水相手、レッズは5位と好条件がそろっていながら観客は3万5877人と寂しいかぎり。4万は入って欲しかった。このところの数試合リーグ戦での勝ちがなかったことも影響しているんでしょうが、昨年の悪行によるボディーブローはまだ効いているようです。レッズそのものに関心を失った観客を戻すのは大変はことです。

P.S 試合後の槙野の演出は面白くはありますが、あそこで祝ってもらった選手のうち、5番がベンチに入れなかったのは寂しいかぎり。

P.S 「5バックで守備的、こんなことではミシャの理想とかけ離れてる」といった趣旨の記事を書いた産経の記者は何を見てたんですかね。レッズの試合をこの日しか見ていないように思える内容。ゴトビの発言も記者の「守備的では?」という質問にあえて乗ったような気がします。ゴトビは本音ではしてやられたと思っていたはず。そこを、こうした質問に乗ることで、批判をうまくかわしました。その思惑にまんまと乗った産経氏。ゴトビにしてやられた感じです。

(第12節、レッズ1-0清水、スカパーオンデマンド、山本雄大、3,5877人、晴、午後3時34分、5月19日、土曜、5位)

この日の審判:山本雄大
29歳と若い審判。自衛隊主審という異色の経歴をもつ。レフェリーカレッジへ入学後、2009年よりJ2主審、2010年からJ1主審に昇格。J1の中では最年少だそうです。胸の厚い立派な体格をしています。レフリーカレッジ出身ということと年が若いということから佐藤、井上、飯田と一緒くたにみていたので、ジャッジは不安定という勝手な印象を持っていました。
しかし「主審としての表情の豊かさや、自信溢れる動きはもちろん、第四審判としても主審にミスを伝えるなどベテラン顔負けのコントロールを見せる」という評もある位ですから、存外まともな審判かもしてません。今後注目したい審判です。

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