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2015年8月14日 (金)

【参拝記】尾張大国霊神社(愛知県稲沢市)

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 京都から名古屋に移動し、稲沢市にある国府宮(こうのみや)駅に着いたのが10時半。駅を降り立ち、数分ほど歩くと、南北に伸びる尾張大国霊(おおくにたま)神社の参道に出ます。

1_r_2 強い陽射しの中、参道は照り返しが激しく、くらくらするくらい。神社の参道といえば木々に囲まれ、木陰の下はひんやりとさえするのですが、この幅広い参道は全くそういった環境にありません。

3__r 参道を進むと巨大な二の鳥居?があり、更に進むと室町時代に作られたという豪壮な神門があります。室町時代のものが今に残っているのは凄い。門をくぐると正面に拝殿があります。一般的な拝殿に比べ、祈祷所のスペースが広く縦長なのが特徴です。

4__r室町時代に建設された神門

8__r_2左が神門、右が縦長の拝殿

 駅名の国府宮にあるように、この地は尾張の国の国府があったところ。国府のそばには総社という名の神社がよく建てられます。この大国霊神社も国府の設置とともに作られた神社です。国司が赴任した際、その国の主な神社をめぐるのですが、総社はそうした神社の祭神をまとめて祀る役割をもっていました。東京都府中市にある武蔵大國魂神社もそうした総社で、武蔵国の一之宮から六之宮までをまとめて祀っているため、「六所宮」と呼ばれています。

 大国魂神社がどの程度そうした総社としての役割をもっていたかは知りません。ただ、ここは国府の「宮」ではあるものの、尾張の一ノ宮でも二ノ宮でも三ノ宮でもないのは事実です。

 尾張の一ノ宮は大和からやってきた饒速日命の子孫である天香山命が饒速日命(天火明命)を祀った真清田神社(一ノ宮市)。

 二ノ宮はその天香山命の子孫である尾張氏と連携した大荒田命の祖先を祀った大縣神社(犬山市)。

 三ノ宮は倭建命から受け取った草薙の剣を祀った熱田神宮(名古屋市)です。祀ったのは尾張氏であり、創建後、熱田神宮を創始した宮簀媛(ミヤズヒメ)とその兄建稲種命も祀られるようになっています。宮簀媛は倭建命と婚約した尾張一族の女性。その兄の建稲種命は倭建命の東国遠征に水軍を率いて従軍した人物です。

 そんな中、この大国霊神社の祭神は尾張大國霊神(おわりおおくにたまのかみ)。一般に尾張の地主神とされています。ただ、名前が抽象的過ぎて、祭神の由緒がよくわかりません。もっとも一ノ宮、二ノ宮、三ノ宮があるのですから、総社が特定の歴史的人物を祀る必要はなかったのかもしれません。

 ちなみに大国霊神社には敷地外に2つの別宮をもっています(正式には境内別宮)。いずれも今では住宅地に埋もれ、こじんまりとしています。神社の西南にあるのが大御霊神社、東北にあるのが宗形神社。

 大御霊神社の祭神は大歳神之御子。大歳神の息子という意味。大歳神は大和に入る前の饒速日命の通称で、九州や大阪以西にその名で祀られた神社が数多くあります、その饒速日命の息子というと数多くいますが、尾張に関係するのは、天香山命。一ノ宮に饒速日命を祀った人物です。ある意味順当な感じ。

10__r大御霊神社

 一方、宗形神社は田心姫(たごりひめ)が祭神。これは九州の宗像神社の3祭神の一人。素盞鳴尊と天照大御神都の間に生まれた三姉妹の長女。後に、大国主命との間に、阿遅鋤高日子根神(あぢすきたかひこね)と下照姫(したてるひめ)を産んだ人物です。阿遅鋤高日子根神は奈良の鴨氏の先祖であり、その後京都の下鴨神社を創祀した一族の先祖にあたります。

 なぜ、彼女がここに配祀されているかは不明。いつ頃そうなったかによって事情が見えてくるんでしょうが、そこまではよくわかりません。

 あまりの暑さに小一時間ほどで大国霊神社から撤退。12時過ぎには名古屋に舞い戻りました。宿泊する東横インに荷物を預け、いよいよサッカーモードに。仲間と事前打ち合わせの昼食を取った後、瑞穂スタジアムに向かいました。

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